バックエンド商品レター作成

バックエンド商品レター

バックエンド商品とは、フロントエンド商品を購入していただいた後に販売する「高額商品」(本命商品)のことを言います。

ユーザーにまずサービスを知っていただくためにお試し価格や無料相談などを行うことで見込み客を集め、そのまま高額商品購入に繋げる戦略になります。

いきなり高額商品を購入するのは躊躇したりなかなか勇気が出なかったり…という心理に備えて、フロントエンド商品とバックエンド商品を準備することで成約率が大幅に向上します。

ただし、フロントエンド商品とバックエンド商品は良い流れで案内(誘導)する必要があります。

具体例を挙げると、

  • 飲食店のランチの割引クーポンを提供し、ディナーやパーティ予約などに繋げる
  • サロンの初回無料体験後、高額コース申込に誘導する
  • 化粧品の初回限定割引後、手に取って良さを伝え定期購入に繋げる
  • 無料相談で信頼感をアピールし、提供できる有料サービスを案内する
  • 無料コンテンツを見てもらい、その後サブスク登録に繋げる
  • トライアル期間で体験してもらい、その後、本命の商品を購入してもらう
  • 無料セミナーやイベントを開催し、自社サービスへの申込誘導につなげる
  • 無料コンサル(30分など)を行い、さらに有料コンサルに誘導する

など、業種により様々なケースありますが、役割としては、フロントエンド商品で興味をもってくれた見込み客に本命商品(サービス)に申し込みをしていただくための商品です。

つまり、フロントエンド商品は「集客商品」、バックエンド商品は「本命商品」と呼ばれています。

バックエンド商品戦略

では、フロントエンド商品に興味をもっていただき、いよいよ本命商品購入・申込に誘導するためにはどのような戦略が必要でしょうか。

ここでは3つの戦略をご紹介します。

戦略① インパクトかつサービスへの「自信」をアピール

フロントエンド商品を体験したお客様は、本命商品に大きな期待を持ちます。

それだけに、インパクトのあるアピールを意識しましょう。

中途半端な書き方をせず、提供側も自信をもって言い切ることで、説得力が伝わります。
「だと思います」ではなく「・・・です!」、「〇〇になるでしょう」ではなく「〇〇になります!」「〇〇になること間違いなしです!」など、強気で勝負することが重要です。

ただし、出来もしないことを書いてはいけません。
出来る範囲の中で、見込み客にわくわく感を与えられるような内容を意識しましょう。

戦略② 安売りはタブーです

自信がない…たくさん売りたい…という思いから、価格を下げてしまう方が非常に多くみられます。
こんな商品売れるのかな…と弱気にならず、あなたが実際に体験し、成果を出した情報であれば「価値」があります。

商品を探している方は「安さ」を求めていません。
「効果」を求めているのです。

特に、フロントエンド商品を手に取って体験していただいた方は、安い商品探しを目的とはしていませんので、自信をもって提供価格を設定してください。

ここで安さを求めて「安くなりませんか?」などと問い合わせをしてこられる方には要注意です。
同業ライバルであったり、クレーマーである可能性もあります。
値切ってくる方には要注意です!

「自信があるからこそのお値段です」としっかり伝え、決して安売りしないようにしましょう。

戦略③ 差別化を意識しましょう

起業家はネット上に非常に多く、その分同じジャンルの方も多いのが現状です。

ライバルに負けない手法を真剣に考えましょう。

差別化の手法としては、下記をお勧めしています。

商品名の工夫

これは認知度を高めるための手法です。
ファーストビュー(ヘッダー)にキャッチコピーを掲載しますが、ここで記憶に残る商品名も掲載しましょう。
一度ページを訪れた方が、もう一度あなたの商品を見たい!と思ったときに、記憶に残る商品名を掲載しておくことで、検索して見つけてもらえます。
とても重要なことですので、素敵な商品名を考えてみましょう。

プロフィール

あなたがどんな人なのか、これまでどのようなことで成果を出しているのか、どのくらいサポート経験があるのか、どんな資格を持っているのか…など、専門性をアピールすることも重要です。
そして、提供するサービスを販売する経緯についても書いておきましょう。
ただし注意が必要です。
それは、長くなりすぎないこと…です。
長く書きすぎることで逆効果にもなります。
ページを見てくださっている方は、商品(サービス)について一番知りたいと思っていますので、適度な長さを工夫してください。

体験者の声を掲載

これは、あなた自身が情報を探す場合、口コミを見ることはありませんか?
口コミやお客様の声は、ユーザーにとっては、一番気になる部分です。
フロントエンド商品購入者には必ずアンケートや感想を聞き、バックエンド商品ページで紹介できるように準備してください。
さらに推薦者の声も効果的です。
あなたの商品について「良かった」という感想を日頃から集める習慣をつけていきましょう!

特典の提供

ライバルに差をつける一番効果のある「特典案内」。
あなただからこそ提供できる特典、購入者にとって役立つ情報、購入者がお得に感じてくれるサービス、などなど。
お得な情報を持っていない場合は、サポート面での差別化も効果的です。
購入後30日間無料電話サポート、年中無休電話対応…などなど、ご自身の時間を多少使ってでもお客様にとってメリットとなるサポート提供を考えてみましょう。

ここで提供する「特典」は、何かを与えるのではなくご自身ができるサポート面を提供してください。

上記に書いた「電話サポート」「年中無休電話対応」「質問無制限」「月2回のzoom相談」など。

では、実際にレターを書く時の注意点やポイントを説明します。

ファーストビューについて

ファーストビューはページを開いて一番最初に目に飛び込んでくる部分です。
ヘッダー画像ともいわれています。

この部分は、LPではもっとも重要な部分になります。
といいますのは、上記に書いた通り、ページを開いて一番最初に目に入る部分だからです。

フロント商品であなたのサービスについてある程度把握できている方が閲覧しますので、本命商品を最大限アピールできるようなキャッチコピーを考えましょう。

お客様がページを開いて下記のように思われたらアウト(ページ離脱)です。

  • あれ?フロントは良かったのにこちらの商品は値段の割に期待外れ…
  • フロント商品となんだか印象が違う
  • なんだか気持ちが動かない・・・期待外れ
  • なんだか安っぽいキャッチコピー、残念。

下記のように思ってもらえたら合格です!

  • 体験の内容よりもさらにグレードアップしているからぜひ購入したい!
  • 人柄もよかったし、中身も信頼できるから購入したい!
  • 信頼できそう!
  • サービス内容が充実していて楽しそう!わくわくする!
  • 素晴らしいサービス!すぐにでも申し込みたい!

ご自身が商品を購入するときの心理と同じだと思いませんか?

人は、自分にとってメリットがあるかどうかで判断します。
そして納得がいく商品に対してお金を払います。

フロント商品を試した後に、バックエンド商品(本命商品)を検討する方は「安さ」は求めていません。
どんなに高額であっても「商品の価値」「自分へのメリット」「役立つ情報」であれば、購入します。

ですから決して「安い」というアピールはしてはいけません。
商品に関して自信満々であることをアピールすることを意識しましょう。

基本の構成(効果が出やすい構成)はこのような構成です。

①どんな人が提供するのかを書く
今までどのようなことで成功しているのか、どのくらいの人たちを幸せに導いているのか…など、ご自身の権威性をアピールする一文を必ず入れましょう。

②効果を書く
この商品を使うことで得られる効果(未来)や実績を短い言葉で書きましょう。
例えば、「わずか3日で〇〇が解決!」「10人中8人が〇〇を実感!」「不安が一気に解消されて心がスッキリ」など、悩んでいることや願っていることが解決できることをアピールするような文がベストです。
数字を使うこともとても効果を加速します。
ここで重要な注意点として、フロント商品LPに記載した数字と一致させましょう。
一致していないと、怪しい、、、と不信感を覚え、あなたへの信頼がくずれてしまいます。

③自分自身のキャッチコピーや商品名
例えば、「〇〇歴〇年の美肌カウンセラー」「年収〇〇万〇年持続!〇〇コンサルタント」であったり、「商品名」などを記載します。
この部分もフロント商品と統一することを忘れないようにしましょう。

④目的・提供アピール

「限定数」「提供期間」「毎月何名まで」などフロント限定性、緊急性をアピールするのも一つの方法です。
それだけ人気があるんだ、しっかりサポートするから人数が限られるんだ…と思ってもらう効果があります。

ファーストビューはLP全体の中で、私は最も時間をかける部分です。

キャッチコピー、サブキャッチなど思いつくものをいくつか挙げて色々組合せながらしっくりくるものを決定します。

良い言葉がなかなか思いつかない…と言う場合は、ChatGPTが活躍します!
講座MENUの「ChatGPTの使い方」を是非参考にして活用してみましょう!

どのような業種・サービスでも基本的な原理原則は同じです。

①どんな経歴を持った人が、
②どんな変化をもたらしてくれてどんな未来が待っているのか、
③そうなるためにどこまでサポート(約束)してもらえるのか

ご自身のバックエンド(高額・本命)商品に当てはめて考えてみましょう。

レター作成の流れ

ではいよいよレターを書いてみましょう。

バックエンド商品のレターは、基本の流れがあります。
ただ、サービス商品によっては不要な項目や、他に記載したほうが良い項目などあります。
サービス内容をお伺いし、個別にご指導させていただきます。

まず基本の流れを把握しましょう。

ファーストビュー

心に刺さるキャッチコピーを考えましょう!

お悩み・どんな人に向いているのか

共感を持てる内容を箇条書きで掲載しましょう

どのように解決できるのか

解決した未来をイメージできる内容を掲載しましょう
あなただからこそ解決できる!と自信を持った文章を書きましょう。
この後の実績との繋がりが大事です。

実績

ビフォーアフターや効果を感じた方の情報(声など)を掲載します。
「どのように解決できるのか」の内容からの流れを考えて掲載してください。
声以外の掲載例として、数字での報告でもOKです。


(例)リバウンドを繰り返していた50代の主婦が、実践2ヶ月で3kgのダイエットに成功!

なぜこのサービス提供ができるのか?

あなたの体験談やこのサービスを提供するに至った経緯、サクセスストーリーを書きます。

選ばれる理由・特徴

なぜ、選ばれる(多くの方が利用する)のか?
他ライバルとの違いも交えながら5つほど掲載しましょう。
そして、申込ボタンではなく、「問い合わせ」に対応するためのボタンを設置しましょう。
ここは、メールフォームがお勧めです。
もちろんLINEでの質問対応もOKです。

お勧めする対象者

どのような方にお勧めなのか、を掲載しましょう。
もし業種対象であれば、できるだけ幅広いジャンルの掲載がベストです。
ただ対応できない業種やターゲットの記載はしないようにしてください。

申込の流れ

わかりやすく流れをご案内しましょう。
これは、購入者に安心感とあなたに対する信頼感を与える効果があります。

商品の案内①

わかりやすく簡潔に価格を記載しましょう。

(例)
月3回×3ヶ月コース(1回60分) 180,000円
月4回×3ヶ月コース(1回60分) 230,000円
など、説明は入れずまず料金を提示しましょう。

商品の案内②

さらに効果を加速するコースやオプションの案内

上記で案内した商品にオプションを付けたグレードアップ商品を案内しましょう。
なければ記載はしなくてもOKです。

例えば、

月に1回直接面談(90分) 18,000円

ハードルが高くない程度の金額のオプションを追記することで購入に誘導しやすくなります。

よくある質問

購入時の質問や、商品を使用する際の質問など、別途お客様に伝えたい内容をQ&Aとして掲載しましょう。

お申込み方法

申込受付方法はご自身が管理しやすい方法で良いと思いますが、下記2パターンをご紹介します。

【メールフォーム】
お名前、ふりがな、メールアドレス、電話番号…他、

予め情報として知りたい最低限の項目を設定したフォームを準備することで、お客様情報が把握できます。
—申し込みボタン—

※ただ、項目が多かったり、ターゲットが比較的年配の方の場合は難しい場合があります。


【LINEでの受付】
やり取りの流れでそのままLINEから申し込みをしていただく方法。
メッセージに「申し込み希望」とお送りください。
—-LINEボタン—

最後に

笑顔の写真と共に、ラストメッセージを記載します。
最後まで読んでいただいた感謝の言葉と、ご自身の経験アピール、お客様との約束、商品への思い、など。

あなたの情報

特商法や個人情報保護方針を準備しましょう。
きちんとビジネスされていることが伝わり信頼感を持っていただけます。

では実際に、ご自身のバックエンド商品に関してレターを作成しましょう。

提出方法は下記よりご覧ください。

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