このページでは、レターの書き方を受講される方全員向けに、ご案内しています。
レターは思いのまま何でも好きなように思いつくまま書けばよい…ということではありません。
マナーや常識は最低限必要になります。
マナーを破ったり常識のない言葉を書いてしまうことで、信頼を失うこともあります。
必ず一読していただきますようお願いいたします。
レターを書くにあたって、絶対にやってはいけない『2つのタブー』
LP制作業者に依頼するにしても、ご自身でLPを作成するにしても、必ず準備が必要なのがレター(原稿)です。
このレターを元に、デザインを付け、LPとして仕上げるのですが、この段階で絶対にやってはいけない『2つのタブー』について書きます。
①時間をかけずにパパっと書いてしまう
当オフィスへLPを依頼いただく場合、必ずお客様にヒアリングをします。
ヒアリングをした上で、LPに掲載する内容をセクション分けし、お客様ごとにレターテンプレートをご用意します。
そのテンプレートに、ご自身の言葉で文章を書いて提出していただくのですが、文章を書くという作業は本当に注意点が多く、言葉一つで商品が売れなくなったり、信用を失ったり…と言うことにもなりかねません。
言葉や文章の書き方によって、多くの方に購入していただけたり、ファンになっていただけたりもしますので、じっくり時間をかけて真剣に取り組む必要があります。
にもかかわらず、ご案内したレターテンプレートに添って各セクションの文章提出を依頼すると、驚くほど早く返送してこられる方が以外と多くいらっしゃいます。
早い方は1時間以内に返信される場合もあったりします。
もちろん、前々からきちんと資料として準備をしていたり、回答いただいた内容が充実していれば全然問題ありませんが、短時間で返信される文章の90%くらいは、じっくり考えずパパっと書いてしまっています。
その結果に生じてしまう問題としましては、
「つじつまが合わない」
「文頭で書いている数字と途中の数字がマッチしない」
「言葉遣いがおかしい」
「誤字が多い」
「話し言葉が混じっている」
「最初で書いていることと途中、最後で書いていることに繋がりが全くない」
「読み飽きてしまうほど興味のない文章になっている」
・・・
など、中途半端な状態になってしまうのです。
これが読んでいただくお客様(見込み客)にどういう印象を与える結果になるかというと、まったく説得力や重みのない文章・・・つまり心に刺さらない、期待外れ、信頼感のない文章になってしまい、全く効果を出すことのできないLPになってしまいます。
LP作成を業者に依頼しますと30万~100万、フリーランスに依頼しても10万以上はします。
ほとんどの業者さんは、提出したレター(原稿)を元に、デザインを付けてLPを仕上げていきます。
その多額な金額で、真剣に考えて書かれていない中途半端な文章をベースにLPが仕上がってしまった場合・・・どうなるでしょうか?
どんなに素晴らしいデザインで作成してもらったとしても、誰からも行動を起こしてもらえないLPになり、多額の制作料金が無駄になってしまう…という結果につながるのです。
LPはデザインももちろん大事ですが、やはり一番重要なのは「レター(原稿)」です。
この講座では、見ていただくお客様にしっかり思いを伝え、行動に起こしてもらうためのレター作成を習得できるようにご指導いたします。
②他社・同業者の真似をしてしまう
「参考にする」と「真似をする」は大きく違います。
「参考にする」ことは決して悪いことではありません。
起業やその他ビジネスで大きく成功している方のLPやホームページ、ブログ記事などを見て勉強することはとても大事なことです。
ただし、「勉強する」という前提で、他社サイトを見る(参考にする)ようにしなければいけません。
「この文章はいいからそのまま使おう」
「この言葉は素敵」
「考えるのが面倒だからそのままコピペして使おう」
「同じように作ればきっとうまくいくから真似しちゃおう」
など、そのまま使用したり、LP全体を完全に丸パクリするのは絶対にダメです。
まったくの実績がない方が、成功者の一部だけ真似をしても、全体のまとまりに違和感が出てしまいますし、もし真似をされた方が見たときに直接クレームが来ることもあります。
たとえ奇跡的にそれで申込者が発生し、収入を得たとしても、成功者と同じお客様対応ができるはずがありません。
極端なケースとしては「活動しづらくなる」という状況になった方もいらっしゃいます。
自分の言葉で、自分の体験に置き換えて、自分ができることを、レターに書きましょう。
真剣に考えて書いた文章は必ずお客様に伝わります。
レター作成の心構え
何度も書きますが、レター作成は起業が成功するかどうかが決まる重要な作業です。
しっかりと集中できる時間を確保した上で取り組みましょう。
LPはご存じの方も多いと思いますが、広告経由、SNS経由で見られることが多いページです。
つまり、ページを見てくださる方は、『あなたのサービスに興味をもってくれたかなり有力な見込み客』です。
その見込み客の『信頼を失うような言葉』であったり、『つまらない文章』、『期待外れな内容』、『おかしい文章』、『誤字脱字だらけ』だった場合、もう二度と見てもらえません。
たまたまその人がそう感じた…ということではなく、おそらく見た方ほぼ全員がそのように感じてしまう、と思って間違いありません。
このようなことにならないためにも、レターを書く時には下記のようなことに注意しましょう。
広告や記事タイトルとの統一感を意識しましょう
先にも書きましたが、LPを見てくださるきっかけ(窓口)の多くは「広告」「SNS」「ブログ」からになります。
SNSとLPはブレのないように繋げなくてはいけません。
窓口となる媒体の広告タイトルや内容とLPの内容が一致しない場合、閲覧者は「あれっ?期待した内容と違う…」と思いページを閉じてしまいます。
デザイン・タイトル・キャッチコピーの統一感は必ず意識しましょう。
ターゲットを必ず決める
ターゲットをきちんと決めて、そのターゲットに向けたレターを準備することが大事です。
比較的年齢の高い方をターゲットにしているにも関わらず、今どきの流行語や英単語を使うときちんと内容や思いが伝わりません。
私がヒアリングする際、必ずターゲットを伺うのですが、曖昧な答えが返ってくることが時々あります。
例えば保険のセールスの場合を考えてみましょう。
学生さんに「認知症保険」を勧めても「は?」っとなりますよね?
逆に高齢の方に「定期積立」を勧めても「え?今から?」となりますよね?
ちょっと極端な例でしたが、
つまり、必要としていない人に興味のないものを勧めても無意味…ということです。
もし幅広い年齢層をターゲットとしたサービスや商品であっても、年齢や性別、お客様の環境などによって少しずつ使用方法やサービスの価値観は違ってきます。
成功者は、同じサービスでも、年代や効果・使用方法ごとに(ターゲット層を絞って)にそれぞれLPを準備します。
LPだけではなく、ブログ投稿やSNSでの配信も、ターゲットごとに考えた文章で投稿をしています。
これだけターゲットを絞るということは大事なポイントとなることを意識していきましょう。
言葉の使い方に注意
レターだけでなく日常の生活でも「言葉」というのはとても大切ですね。
話し言葉がそのまま文字化されていたり、語尾に統一性がなかったり、間違った漢字、前後の文章に合わないワードが使われていたり…ということがないようにしましょう。
この「言葉の使い方」は、LPの内容だけではなく、お客様からのお問い合わせへの返信、DMの送信でも同様に注意を払うことが大事になります。
人間ですから、言葉遣いのうっかり間違いはあります。
しかし、あまりにも言葉の使い方が間違っている箇所が多くなりますと、「いい加減」「雑」と思われる危険があります。
つまり、「いい加減な人から商品を買いたくない」「雑な人の言葉は信用できない」という印象を与えてしまいます。
せっかく良い商品(サービス)を提供できても、言葉使いを間違えれば「信用」を失ってしまいます。
ご自身でのチェック、可能であれば第三者のチェック(ご家族やスタッフ、友人など)を徹底しましょう。
LPの場合、直接会話をして相手の方にサービスをアピールするのではなく、文章で商品の良さをアピールします。
「つい言ってしまった…」「言い過ぎた…」「あ、間違ったことを伝えてしまった」ということは公開前・送信前であれば回避できますので、何度も書いた文章を確認・チェックをして感じの良い文章、信頼してもらえる文章を書けるように習慣化していましょう。
自信のないことやできないことは書かない
レターには「自分が対応できる事」「自分が提供できる範囲」のことを書きましょう。
お客様はお金を払ってサービスを購入します。
お金を受け取ることには「責任」と「お客様との信頼関係」が生じます。
申し込みをしてもらいたいという気持ちが先走って、「あれもできます」「これもやります」と書いてしまいますとトラブルの原因になりかねません。
最悪「返品」「返金」につながってしまうことにもなりかねませんので、自分ができることをしっかりと伝える文章を書くことを必ず守りましょう。
わからないことは必ず調べる癖をつける
文章の中で使用する言葉で、「あいまい」なワードがあった場合、「これでいいか…」と勝手に決めず、必ず調べて正確な言葉を書くようにすることも「信頼」を得るためには大切なことです。
現在、AIの需要が高まり、ご存じの方も多いと思いますがChatGPTはとても優秀なツールです。
質問には秒で答えてもらえるという安心感と便利さがあります。
私も、「良い言葉はないかな…」とか「もっと簡単な設定方法はないかな」とか「これってこれで正しいかな」など、LPを作成する際に、よくChatGPTを利用しています。
この講座でも、「ChatGPT」を利用する方法をご紹介していきます。
では、レターを書く上での基本をしっかりと頭に入れて、各コースの受講を進めていきましょう。